管理会計スキルを磨くための #USCMA 挑戦は適切か

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管理会計は経理・制度会計とは違い、あまり学問としては確立されていない印象を受けます。実際経理といえば簿記・会計士・税理士など多岐にわたる有名な資格がありますが、管理会計・経営企画については、これといって有名な資格はありません。

逆に言えば、体系的に管理会計を学んだことのある人材が少ないという事でもあります。強いて言えば、MBAの取得というのが選択肢でしょう。

とは言え、MBAの取得は時間もお金も非常にかかるもの。仕事をしながら学習していくとにはあまり適切ではありません。そこで、近くの勉強を通して管理会計を学べる試験がないか色々と調べてきました。

ちなみに私は、「資格より実務が大切だ」と言う意見を否定するつもりは全くありません。しかし「期限がある」「範囲が特定の分野に限定されている」という特徴を持つ資格試験勉強は、学習のモチベーションを保つと言う意味でも非常に有益なものだと思っています。合格という明確な目標がなければ、継続的な勉強を続けることができないと言うのも正直なところです。

簿記・中小企業診断士は試験範囲の一部が「管理会計」

管理会計そのものズバリを試験範囲としている検定はあまり多くありませんが、その一方で、管理会計「も」試験範囲である、という資格はそれなりの数があります。例えば簿記級や中小企業診断士もこうした検定の1つ。純粋に管理会計を勉強したいと言うことであれば、こうした資格試験を利用するのも手です。

しかし当然ながらこれらの資格は、メインの科目は別にあります。したがって、管理会計だけを勉強したいというニーズに対しては、余計な学習が発生してしまうことになります。

 

管理会計検定は、超マイナー検定

管理会計のみをスコープとしている検定としては、管理会計検定というものがあります。その名の通り学習範囲としては希望に沿ったものですが、いかんせん知名度の低い検定。学習のモチベーションが下がってきたときに、「合格」と言う目標を強く持ち続けられるか?という点には疑問が残ります。やはりどうせなら、持っていて名刺にも記載ができる・転職に役立つような資格を取りたいですよね。

管理会計の資格(試験・学習・予算) | 日本管理会計教育協会公式サイト

 

USCMAがベストな選択?

そんな中で見つけたのが、USCMA(米国公認管理会計士)という資格。これはアメリカ等では、USCPA(米国公認会計士)と並び称されることもある資格です。USCPAとは違い、試験範囲が管理会計に絞られているのが大きな特徴。

USCPAは一般的に1,000時間程度の勉強が必要とされていますが、その必要時間もUSCMAであればより短く完了させることができます。

 

ということで、管理会計の勉強をしたい → USCMAの学習をする というのは、目標を明確にする意味でも、良い選択といえるでしょう。

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