私が #USCMA の受験を決めた理由・動機

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管理会計スキルを磨くための #USCMA 挑戦は適切かという記事で、一般論としてのUSCMAの意義について執筆しました。それを踏まえ、私自身はUSCMA講座を申込むべきか?迷っているタイミングで、この記事を執筆しています。将来受験勉強で心が折れたときに読み返すために、「私はなぜUSCMAを受験するのか」をまとめています。

結論

なぜ資格を取るのか

自分のキャリアを言語化し、客観的な指標で担保するため

なぜ管理会計なのか

より事業に近い立場で経営に関与できるから

なぜ英語の資格なのか

自己ブランディングの掛け算を増やせるから

値段は妥当か

ブランディングができると思えば安い、回収可能

勉強時間は確保できるか

週10時間の勉強時間を確保できれば大丈夫

 

受験に迷っている理由は何か?一つずつ洗い出してみる

USCMA取得者のブログなどを見ていると、多く見かけるコメントがこちら。

・海外ではUSCPA(米国公認会計士)と並び評される資格。外資FP&Aポジションとの相性が良い
・日本国内では所詮マイナー資格。経理スキルの証明であれば簿記1級で良い

こういったコメントを見ると、「外資で働くという強い意志はない。だが制度会計ではなく管理会計に特化して、体系的な学習を行いたい」というケースで頭を抱えることになります。

制度会計の道に進むつもりはないので、USCPAはオーバースペック(日本の公認会計士は言わずもがな)。外資で働きたいという強い想いもないので、英語の資格である必要もない。さてどうするか?というところです。

 

なぜ資格をとりたいのか

・転職活動で有利になりたいため
・会社指示でとらなければならないため

いろいろ理由はあるでしょう。私の場合、ここは明確。

・自分のキャリアを、客観性ある資格にて担保したいため
・自分のキャリアを教材によって言語化し、定着させるため

私は自分に自信がないです。転職活動の面接などでも、自分のソフト/ハードスキルを100%相手に伝えきれる自信がないです。そんな時、資格があればそうした「口下手」な部分を裏付けすることができます。

また、会計をはじめとするコーポレート部門の仕事は、スキルを言語化するのが難しいポジションでもあります。特に管理会計は、Excelができれば誰でもできる仕事 と思われてもおかしくはありません。その中で、「管理会計とは何か」「そこで定義する管理会計というものを、自分はどこまで理解できているのか」を言語化しておくことは、非常に価値のあることだと感じています。

 

なぜ「管理会計」なのか

制度会計と管理会計は、同じ「会計」ながら見ているタイムラインが違うと感じています。同じ「実績集計」という業務にしても、

・制度会計:過去に発生した実績を適切に処理し、会社の経営状態を明確にする。金額・科目が正しく分類されていることが大切
・管理会計:過去に発生した実績が「なぜそうなったのか」「それに基づくと、将来どうなるのか」を考え、会社の経営状態を明確にする。全体像の把握が大切

制度会計と管理会計は強く相関しますが、制度会計は税理士など外部のリソースを借りることもできる。だが管理会計は社内でやるしかない。なぜなら、それは会社の事業にコミットした上での判断が必要だから。

より事業に近い立場で経営に関与できる という意味で、私は制度会計ではなく管理会計の道を進みたいと思っています。

 

なぜアメリカの資格を取るのか

ここが個人的にも悩みの種。まずはネガティブな理由から。

 

ネガティブな理由:ちょうどいい資格がないから

端的に言えば、消去法です。

・簿記1級:制度会計に寄りすぎている。合格率が低いのも懸念
・USCPA:制度会計寄り+受験料・勉強時間が相当取られる。
・日本の公認会計士・税理士:USCPA以上の過酷さ
・日本の管理会計士検定:マイナーすぎてメリット薄い

となったときに、USCMAが一番「ちょうどいいな」と感じました。

 

ポジティブな<長期的な>理由:逆に「日本語である必要がない」から

外資企業を目指さないのに、英語の資格を勉強する必要があるのか というのが私の悩みでした。しかし逆に考えれば、日本企業で働くサラリーマンが日本語の資格しか取ってはいけない というルールもありません。

私は別に海外で働きたいとは思っていません。むしろ外資企業の経験を通して、日本企業で働きたいとさえ思っています。なぜならそのほうが、根幹である「文化・常識」が似ているので、想定外の認識相違が起こりにくいためです。

それでも、パートナー企業は海外企業になるかもしれない。
新規事業で海外進出するかもしれない。
自身が将来、国内スタートアップを支援する立場になったときに、こうした海外案件のサポートをすることになるかもしれない。

そんなときに役立つかもしれないと考えています。

 

ポジティブな<短期的な>理由:自己ブランディングになるから

USCMA×コーポレート業務経験(立ち上げ含む)×ブロガー というポジションは、日本国内でも数人しかいないはずです。(需要があるかは別にして)

向こう5年の人生戦略を考えていくにあたり、ブランディングの掛け算を増やす1つにできると考えています。

 

合格まで30万円、維持費6万円は妥当か

#USCMA 学習方法・料金比較(独学 vs TAC)と割引情報という記事でも記載している通り、USCMA学習は安くはありません。それでもUSCPAよりは安いですし、30万円でスキルセットの棚卸+セルフブランディングができると考えれば安いものです。

#USCMA 学習方法・料金比較(独学 vs TAC)と割引情報
私は経理経験・英語経験ともにありますが、独学ではモチベーション維持が絶対に不可能だと確信しましたので、TACの受講を決めました。合格までにはおよそ300,000円の支払いが必要となります。また合格後には、1年ごとに講座の受講等が必要。IMA更新料と合わせ、毎年およそ60,000円程度が追加で発生する模様です。

ちなみに独学は確実に心が折れる自信があるので、今回はTAC一択です。(以前 一度中小企業診断士を目指したのですが、テキスト購入後そのボリュームに圧倒され、挫折しました。)

 

200時間の学習時間は拠出できるか

積み上げで計算してみます。

平日:週8時間
・往復の電車:2時間/日 × 3日/週 = 6時間
・帰宅後:1時間/日 × 2日/週 = 2時間
休日:週2時間

モチベーションは最初がピーク というのはわかりきっているので、中だるみを前提とした計算です。かなり控えめに見積もっても、週10時間は勉強時間が確保できるはず。200÷10=20週 ≒ 5か月弱で学習終了する形です。

とにかく週10時間の学習時間を確保する。それを半年だけ頑張る。これならいけそうです。

 

結論(もう一度)

ということで、私の中でUSCMAを受験する理由は明確になりました。この記事が受験に迷っているすべての方の参考になればと思っています。

 

なぜ資格を取るのか

自分のキャリアを言語化し、客観的な指標で担保するため

なぜ管理会計なのか

より事業に近い立場で経営に関与できるから

なぜ英語の資格なのか

自己ブランディングの掛け算を増やせるから

値段は妥当か

ブランディングができると思えば安い、回収可能

勉強時間は確保できるか

週10時間の勉強時間を確保できれば大丈夫

 

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