Post-IPOベンチャーの株式インセンティブ事例(MoneyForward編)

この記事は約5分で読めます。

ベンチャー企業において、従業員へのインセンティブとして株式報酬を用いるケースは一般的です。上場前であれば、その低い企業価値を利用したストックオプションがよく用いられますが、上場後はどのようなオプションが考えられるのでしょうか。今回はマネーフォワード(2017年9月上場)の事例を見てみます。

※IR掲載のものを抜粋して掲載。抜け漏れある場合はご了承ください。情報は2021年4月時点です。

第 1 回

決議日 2018/1/15
対象 役員
対象 9名
種別 SO
株式数 71,000株
単価 3,155円
株数/名 7,889株/名
付与時点の価格/名
行使条件 売上条件あり、3年分割
プレスURL こちら

 

決議日 2018/1/15
対象 従業員
対象 63名
種別 SO
株式数 203,000株
単価 3,155円
株数/名 3,222株/名
付与時点の価格/名
行使条件 売上条件あり、3年分割
プレスURL こちら

 

決議日 2018/1/15
対象 子会社役員
対象 6名
種別 SO
株式数 46,000株
単価 3,155円
株数/名 7,667株/名
付与時点の価格/名
行使条件 売上条件あり、3年分割
プレスURL こちら

 

第 2 回

決議日 2019/3/14
対象 取締役・執行役員
対象 17名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 27,080株
単価 3,675円
株数/名 1,593株/名
付与時点の価格/名 5,854,059円
行使条件 1-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

決議日 2019/3/14
対象 従業員
対象 93名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 32,720株
単価 3,675円
株数/名 352株/名
付与時点の価格/名 1,292,968円
行使条件 1-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

決議日 2019/3/14
対象 子会社取締役・従業員
対象 18名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 8,120株
単価 3,675円
株数/名 451株/名
付与時点の価格/名 1,657,833円
行使条件 1-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

第 3 回

決議日 2020/4/20
対象 取締役・執行役員
対象 21名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 22,992株
単価 3,900円
株数/名 1,095株/名
付与時点の価格/名 4,269,943円
行使条件 3-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

決議日 2020/4/20
対象 従業員
対象 91名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 37,680株
単価 3,900円
株数/名 414株/名
付与時点の価格/名 1,614,857円
行使条件 3-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

決議日 2020/3/17
対象 子会社取締役・従業員
対象 10名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 24,780株
単価 3,900円
株数/名 2,478株/名
付与時点の価格/名 9,664,200円
行使条件 3-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

第 4 回

決議日 2021/3/23
対象 取締役・執行役員
対象 21名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 42,649株
単価 4,330円
株数/名 2,031株/名
付与時点の価格/名 8,793,818円
行使条件 3-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

決議日 2021/3/23
対象 従業員
対象 148名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 54,780株
単価 4,330円
株数/名 370株/名
付与時点の価格/名 1,602,685円
行使条件 3-5年の待機期間
プレスURL こちら

 

決議日 2021/3/23
対象 子会社取締役・従業員
対象 28名
種別 譲渡制限付株式報酬
株式数 31,515株
単価 4,330円
株数/名 1,126株/名
付与時点の価格/名 4,873,570円
行使条件 3-5年の待機期間
プレスURL こちら

MoneyForwardは、上場後2年目より譲渡制限付株式報酬を導入しています。また、譲渡制限付株式報酬を毎年取締役+従業員に付与するスタイル。取締役への譲渡制限付株式報酬付与は株主総会決議が必要なため、それに合わせて譲渡制限付株式報酬付与も年1回となっています。MoneyForwardに転職するなら、3月時点で在籍していた方がよさそうですね(笑)。

タイトルとURLをコピーしました