部下の業務効率化を考える

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管理部門はいつの間にか多くの業務を抱えているもの。気がついたら部下の残業が慢性化しているケースもあるでしょう。そんな時、上司であるマネージャーにできることは何でしょうか。

まずは業務の棚卸し

管理部門のメンバーは、日々の業務に忙殺され、落ち着いて自身の業務全体を俯瞰する時間が取れないケースもあるでしょう。そこでまずは、すべての業務を洗い出すことから始めることをお勧めします。

・定常業務として何を抱えているか
・それぞれのタスクの開始日、締め切りはいつか
・インプット、アウトプットのデータフォーマットは何か
・どのタスクに一番工数がかかっているか

負荷の高い仕事から、実務を確認していく

洗い出しが終わると、残業の原因もなんとなく見えてくるはず。続いては工数がかかっている仕事から、実務を確認していきます。

・元データの集約に時間がかかっていないか
・毎月 同じ作業で苦労していないか
・ヒューマンエラーが発生しやすいポイントはどこか

マネージャーは実務担当者ではないので、冷静に実態を把握することができます。結果「なんでこんな作業やっているの?」と思うこともあるでしょうが、もちろんそれは禁句。今のやり方そのものは否定せず、「どうやったら改善できるか」を次のステップで考えていきましょう。

改善策を一緒に考える

ここまできたらあと一息。それぞれの業務のインプット、アウトプットについて詳細を確認していきます。

◼️インプット側(他部署からのデータ受領等)
・受領するフォーマットの形式は変えられないか
・他の部署と、集計業務などが重複していないか
・受領スケジュールは前倒しできないか
◼️アウトプット側(データ提出、システム入力など)
・手作業を減らす余地はあるか(excel関数、CSVアップロード等)
・提出スケジュールは後ろ倒しできないか
・そもそもそのアウトプットは必要か(他の提出物と同じ内容ではないか)

ルーチン業務はなるべく「思考をせずに」回せるようにし、そのアウトプットの検証に時間を割くべき、というのが私の持論。単純作業に時間を取られてしまうのは、会社としても大きな損失です。部下の業務としっかり向き合い、効率化に向けて併走していきましょう。

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