USCMA(米国管理会計士)は日本ではそこまでメジャーなものではないため、通学講座・通信講座ともにあまり選択肢はありません。基本的にはTAC通信講座を利用するか、独学で学習を進めるかの2択になるでしょう。善は急げと言うことで、TACに通信講座について色々と聞いてきました。
総額:30万円+年6万円 が目安、割引あり?
まず料金については、本科生の受験料がおよそ170,000円。これのほかに、IMA(管理会計士協会)へ支払う入会料・受験料等が発生します。これらをトータルすると、合格までにはおよそ300,000円の支払いが必要となります。
また合格後には、1年ごとに講座の受講等が必要。IMA更新料と合わせ、毎年およそ60,000円程度が追加で発生する模様です。
・IMA 管理会計士協会への登録 $245 (1年有効)
・受験申請 $250/回 (3年有効)
・受験料 $830 (=$415/回 ×2回)
・継続教育(CPE) $299/年 *2
・IMA協会 登録更新 $245/年
*1 $=110円の場合
*2 TAC Backer-CPEコースを受講した場合
TAC経由だとIMA登録が割引になる可能性あり
ちなみにTACとIMAは提携をしており、IMA登録はTAC経由だと割引になることがあるようです。常にこのキャンペーンが実施されているわけではないですが、
・事前にTACに問合せをする
・申込はTAC→IMAの順にする
ことをお勧めします。
参考:TAC問合せの回答メール。この時はTAC受講生限定の割引クーポンがありました。
学習時間:200時間程度が目安
一方学習時間については、およそ200時間が目安となります。
TACの本科生講座(Web講義)が60時間(全24回× 1回あたり2.5時間)。これに個人での復習・問題演習等が加わり、諸々含めて約200時間 という計算です。
これは会計士試験等に比べるとそこまで大きくない数字。例えば1日1時間の勉強時間が確保できれば、およそ6ヶ月で試験合格できる計算になります。
TACのテキスト・Web講義はそれぞれ日本語ですので、英語がそこまで得意でない方でも受講可能な印象でした。また内容についても、管理会計を実務でやっていた身からするとそこまで難しくないかなと言う印象です。ただ圧倒されるのはそのテキスト量。10冊近い分厚いテキストがどかっと送られてきても、モチベーションを保てるか?が最大の壁になりそうです。。
逆に言えば、膨大なテキストを前にしても自分で学習を進められる方であれば、わざわざTACに受講料を払う必要がないともいえます。TACの受講料170,000円はモチベーション維持のための費用といっても過言ではないかもしれません。
ちなみにTACの学習コース1024回のうち、16回はUSCPAのBecker教材を使用します。USCMAがUSCPAと相性がいいとされるのも、このあたりが起因しています。
独学 vs TAC 比較まとめ
まとめると、独学が向いている人/TACを受講したほうがいい人 は以下のようになります。
私は経理経験・英語経験ともにありますが、独学ではモチベーション維持が絶対に不可能だと確信しましたので、TACの受講を決めました。結局のところ、どこまでモチベーションを保ちながら学習が続けられるか?というところが最大のポイントなように思います。